遺産相続で失敗しない司法書士の選び方とは？

失敗しない司法書士の選び方

インターネットで検索すると、たくさんの司法書士事務所が見つかると思います。でも、司法書士と関わる機会なんてほどんと無いと思いますので「どの事務所に依頼したらよいのかわからない……」と悩まれてしまいますよね。

同じように見える司法書士事務所でも、実はサービス内容やこだわっているポイントが異なるので、あなたに合った司法書士を見つけるポイントをご紹介します。

司法書士事務所はどこが違うの？

事務所は規模によって、以下の3つに分けられます。

①1人事務所：
先生がすべて対応するため、先生のレベルが高ければ良いですが、1人だと業務過多でパンクする可能性あり。体調を崩すと業務が止まるリスクがあります。

②中規模事務所（2名～10名程度）：
少人数のチームで、代表司法書士が中心となって対応するため、質の高いサービスを安定して提供できます。ボスと右腕が全案件を把握できる規模（2名～10名程度）。

③大規模事務所（10名～）：
担当者のレベルにばらつきがあり、当たり外れがあるのが特徴です。規模による安心感を感じるかもしれませんが担当ガチャにはずれると大変です。

相続サービスはどこが違うの？

相続手続きは大きく以下の2つの段階に分かれます。

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①話がまとまるまで
②話がまとまった後
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「②話がまとまった後」は、単なる手続きなので、どの司法書士に依頼しても一緒です。

違いがあるのは「①話がまとまるまで」です。この段階でしっかりと話を聞いて、ベストな方法を提案してくれる司法書士を選ばないと「知らずに損」をしてしまう可能性があります。

例えば、つい最近も「遺産分割協議書の内容に間違いがあり困っている」とご相談がありました。

確かに、ご相談者様が言った通りに遺産分割協議書は作られてはいるのですが、「将来的にどうしていきたいのか」を考慮せず、言われたことだけを書いたことで、いざ相続をする時に困ってしまったケースです。

そのため、「①話がまとまるまで」の段階で、ご相談者様のお話をしっかりとお聞きし、将来のことも見据えたベストなご提案をしてくれる司法書士を選ぶことがとても重要です。

価格が違うと何が違うの？

価格の違いは、「①話がまとまるまで」をどれだけしっかりやってくれるかの違いです。

言われた通りの手続きをするだけの司法書士は価格が安く、中には、「話がまとまってから相談に来て下さい」という司法書士事務所もあります。

そのため、すでに話がまとまっているのであれば「価格が安い司法書士事務所」が良いと思います。

一方、まだ話がまとまっておらず不安な場合は「①話がまとまるまで」の段階からしっかり相談に乗ってくれる司法書士事務所を選ぶと良いと思います。

自分と相性が良い司法書士を選ぶポイントは？

相続では「①話がまとまるまで」が重要です。しっかりと話しを聞いた上で、適切な進行をしてくれて、コミュニケーションにストレスを感じない司法書士を選ぶのがオススメです。

「杓子定規なことしか言わない」「質問しても回答が難しくてよくわからない」「連絡しても全然回答がない」と感じる場合は、やめておいた方が良いでしょう。

多くの司法書士事務所では「無料相談」を行っていますので、まずは電話をしてみて、電話対応で判断されるのも良い方法だと思います。

他にも選ぶポイントはある？

相続の相談範囲は多岐に渡ります。遺産の分割に関すること、相続税のこと、相続登記のことなど。それぞれに専門家がいるため、それぞれ相談先が違うと大変です。

そのため、「相続の窓口」として話をとりまとめてくれて、各種専門家と連携しながらトータルサポートをしてくれる司法書士に相談するのがオススメです。

その際、「トータルサポート」と言っても、単に提携している専門家を紹介するだけのケースもあるので注意が必要です。

「相続の窓口」としてサポートしてくれるかどうかをホームページでチェックされることをオススメします。

まとめ：相続手続きでお悩みの方へ

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