■クライアント属性
N様/東京都町田市/40代女性/シングルマザー・会社員
■ご相談の背景・経緯
N様は東京都町田市にお住まいの40代のシングルマザーで、会社員として平日はフルタイムで勤務され、土日はお子様の習い事の送迎に忙しい日々を送っておられました。そんな中、離婚した元夫が急逝し、未成年の子どもが法定相続人となったことで、N様が手続きを進める必要が生じました。
相続人が未成年であるため、N様が法定代理人として動く必要がありましたが、そもそも何から手を付ければよいのか全くわからず、戸惑いと不安を抱えておられました。特に、故人が大企業に勤めていた関係で、遺産の内容は不動産・預貯金・株式・ストックオプションと多岐にわたり、専門的な知識と複雑な手続きが必要なものでした。
ご自身で調べてみたものの、時間的な余裕がなく、またネットの情報では不安が拭えなかったため、「相続手続きに強い専門家に丸ごと任せたい」との思いで当事務所にご相談いただきました。
■専門家のポイント解説
今回のケースでは、相続人が未成年であることに加えて、遺産の内容が非常に多岐にわたっていた点が最大のポイントでした。不動産、預貯金、上場株式、そしてストックオプションという、ひとつひとつの手続きが異なる機関・ルールに基づくものであったため、それらを正確かつ効率よく進める必要がありました。
まず不動産については、売却のご希望がありましたが、物件に特殊な事情があったため、一般の買主への売却はリスクが高く、契約後のトラブルの可能性も否定できませんでした。そこで当事務所では、不動産業者による買取という形を提案し、契約不適合責任を免責する内容での売買契約を整えました。このとき、依頼者であるN様と、お子様にとって不利益が生じないよう、契約内容についても丁寧にリーガルチェックを行いました。
次にストックオプションについては、相続案件の中でも扱いが難しく、受け入れ先となる証券会社とのやり取りも煩雑です。当事務所では、まずストックオプションを行使して発行された株式を確認し、それらを証券口座に移管するまでの流れをN様と連携しながら進めました。証券口座の開設サポートも行い、N様にとって最小限の負担で完了できるようにしました。
その他、預貯金や株式についても、各金融機関に対する解約・名義変更の手続きを当事務所がすべて代行し、N様が各窓口に足を運ぶ必要はありませんでした。最終的には、売却済みの不動産の換価金を含めた全ての財産を、相続人であるお子様の名義の指定口座にまとめて送金し、手続きを完結しました。
N様は平日も土日もお忙しく、相続のことに時間を割くのは非常に困難な状況でしたが、当事務所が一括して対応することにより、N様の手間と心理的な不安を大きく軽減することができました。相続の専門知識が求められる複雑な事例でも、当事務所では「わかりやすさ」と「丁寧さ」を大切にしながら、依頼者にとって最適な方法を一緒に探し、実行していきます。
■お客様の声
離婚した元夫の突然の死という状況の中、未成年の子どもが相続人になることに戸惑いと不安でいっぱいでした。特にストックオプションなどの手続きは、どうしていいか全く見当がつかず、正直、仕事と子育ての合間では到底対応できるものではありませんでした。
そんな中で、さえき事務所さんに相談したところ、とても親身に話を聞いてくださり、「すべて任せて大丈夫ですよ」と言ってもらえたことで、本当にホッとしたのを覚えています。不動産の売却や金融機関とのやり取り、証券口座の開設まで、私自身はほとんど動くことなく手続きを進めていただけました。
最初は不安ばかりでしたが、最終的には何一つ問題もなく手続きが完了し、「本当にお願いしてよかった」と心から思いました。同じように一人で相続を抱えて困っている方がいたら、迷わずこちらをおすすめしたいです。