[遺言・後見・家族信託]
【完全ガイド】家族信託は自力でできる?リスク・費用・専門家に頼むメリット徹底解説
- 投稿:2025年06月10日
近年、「認知症対策」や「障害のあるお子さんの資産保護」「相続対策」として注目されている家族信託。自分の財産を信頼できる家族に託し、運用・管理・処分などを任せる仕組みです。では、この家族信託、果たして自分で契約書を作ってできるのでしょうか?本記事で詳しくご紹介します。
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目次
1.家族信託とは?基本的な仕組みを確認
- 信託契約…自分(委託者)が財産を信頼できる家族(受託者)に託し、その財産から利益を得る人(受益者)を契約で決めます。
- 目的…認知症になった後も資産凍結を防ぐ、障害のある子どもの将来を守る、相続対策など。
- 登場人物…委託者・受託者・受益者の3者は必須。
2.家族信託は「自力」でできるのか?
結論:理論上は可能です。国家資格等の法令制限がなく、契約書さえ整えば成立します。
最近はインターネットや書籍で家族信託のテンプレートが多く出回っています。契約書作成は自作でも法的な制限はありません。
3.始めるには何が必要?準備すべき4つのステップ
- 信託する財産の選定
- 不動産、金銭預金、有価証券など何を信託に含めるか。
- 登場人物の決定
- 委託者・受託者・受益者の設定。
- 信託契約書の作成
- 契約内容を明確にし、法的に要件を満たす書類に。
- 登記と銀行手続き
- 不動産の場合は「信託登記」、金銭の場合は「信託口座」を作る必要があります。
- 信託登記は通常の登記よりも複雑で、信託目録の作成など専門知識が求められます。
- 倒産隔離機能の付いた正式な信託口座開設は専門家の関与が銀行によって問われます。
- 不動産の場合は「信託登記」、金銭の場合は「信託口座」を作る必要があります。
4.自力でやるリスク・注意点
自作にこだわると、以下のようなトラブルや無効のリスクが発生します。
- 契約書の不備や法要件の欠落
→ 信託契約が無効になる可能性あり。テンプレートも内容によっては不適合。 - 登記申請ミス
→ 信託登記という特殊な登記手続きのため、司法書士でも対応できない事務所もある。 - 税務上の課税対象となる可能性
→ 委託者・受益者の設定ミスや受益者連続型信託など特殊なケースで贈与と判断され、高額な課税が発生する場合も。 - 金融機関が口座開設を拒否する恐れ
→ 銀行によっては信託口口座開設にあたって必ず専門家による信託契約書の作成と関与を求めることもあります。
結果、せっかく進めても「実は家族信託として機能しない」というケースもあります。
5.専門家に依頼するメリット
司法書士や弁護士など専門家に任せることで、多くの不安を解消できます。
- 法律・税務の専門知識による設計
→ 要件漏れのない信託設計が可能。 - 書類作成・金融機関との調整を一括サポート
→ 銀行とのスムーズなやり取りも安心。 - 家族の間の利害調整サポート
→ 第三者的立場で話し合いを円滑に進められる。
結果として「確実に、安心して信託を機能させられる」利点があります。
6.費用はどのぐらい?相場を把握しよう
- 信託設計・契約書作成:20~40万円程度(取り扱う資産規模による)
- 登記(不動産含む場合):司法書士報酬(5~15万円程度)+登録免許税
- 公正証書手数料(公証人手数料):数万円
- トータル目安:30~60万円程度
7.後見制度(成年後見)とのコスト比較
成年後見制度では、認知症等になった後、財産管理を裁判所が選任する成年後見人が担いますが、司法書士等の専門家が成年後見人に就任した場合の報酬は月3万円程度かかります。
成年後見は本人が亡くなるまで継続するため、仮に10年だと合計360万円ほどに。
一方家族信託は「信託設計+登記+口座開設」で約60万円ぐらい。
長期で見ると、家族信託はコストパフォーマンスが高く、不安を減らす手段と言えます。
8.まとめ:自力より、プロに頼むのが安心&お得
- 自力でできるがリスクが多い(契約無効・登記失敗・税金・銀行口座が開設できないなど)
- 専門家に依頼すれば、契約・登記・税務等を一括サポート、安心して手続きを進められる
- 費用は30~60万円が相場。成年後見制度よりコストパフォーマンスで優れている場合もあり
🚀 まずは無料相談から
家族信託に関する制度選択や費用感、手続きの進め方などご不安があれば、ぜひお気軽にご相談ください。
【参考】自力 vs 専門家比較
| 項目 | 自力 | 専門家依頼 |
|---|---|---|
| 信託設計 | リスク有り | 安全確実 |
| 契約書作成 | ミス多発 | 正確 |
| 登記手続き | 不安要素 | スムーズ処理 |
| 税務対策 | ミスの恐れ | 適切設計 |
| 金融機関対応 | 拒否される可能性 | 問題なし |
| コスト(初期) | ほぼ0円 | 30~60万円程度 |
| コスト(長期) | 大きな損失リスク | ランニングなし or 低コスト |
最後までお読みいただきありがとうございました。今後の資産保全・信託設計にお役立てください。